デザインの捉え方の違い


先日先輩デザイナーと話していて、

日本と海外ではデザインに対する価値観が違うという話になりました。

アーカイブされているサイトデザインを見比べても、

日本と海外の評価されているサイトには違いがあります。


日本のサイトは見た瞬間なんのサイトかわかるし、

必要な情報がわかりやすく整理されている。なんなら必要以上に情報が乗っている。

そんなサイトが評価されています。


一方で海外のサイトは、一見なんのサイトなのかよくわからないものが多い。

情報をまとめるための!というよりは、目を惹きつけるようなデザインが多い気がする。

ただ、だからこそかっこいい。

そんなサイトが評価されています。


この違いはなんなのでしょうか。


またサイトだけでなくデザインに対する価値観の違いがわかりやすく表現されているのが、

映画のポスター!!!


映画のポスターからわかる日本人のデザインへの価値観


有名なのがこのポスター!

左が海外のもので、右が日本のもの。


どちらがイケてると聞かれて、見た目だけでいうと圧倒的に海外のものの方がイケてる。

(個人的な価値観だけど・・)

ただ、右のポスターの方が情報が沢山乗っていて、どんな映画なのかがわかる。

日本人が興味を惹きつけられるのは右なのだろう。


まとめ・感想


海外に比べて日本ではデザインにも成果が求められている気がします。

なんかいい感じ!といった感覚だけで日本人は行動しないし、

きちんと情報を集めてある程度結果が見えてから物事を判断し、行動する国民性にも

関係があるのかな?とも思いました。


ポスターも広告の一種なので、それが間違っているとは思わないけど、

日本の広告は世界的に見ても説明好きらしい。


沢山の情報の中から自分が必要な情報を取捨選択する。

曖昧な情報では不安になっちゃう日本人だからこそ、

こういったデザインが評価されるのかな。


GoogleよりもYahooの検索エンジンの方が使いやすく感じたり、

楽天のような少しごちゃごちゃしたサイトでも、嫌に感じないのも、

何か関係してそうです。



サイト制作するときに、

海外のいけてるサイトを参考にしようとすることもありますが、

日本人に合わせて工夫しないといけないな〜と思いました。

誰が使うか、誰が見るのか、そこも考えてデザインしていかないとです。


▼おまけ(構造化の練習)

日本はどうしても内容訴求が多い傾向のようです